哲学Cafe 喫茶去

ホッと一息・・・毎日の生活のヒントになるブログ

穏やかな日常

洗濯物とかほしていて思うのだが

昔 何をするにも急いでいる自分がいた

急ぐ必要がない時でもなぜか急いでいた

 

最近 家事などするとき 

急ぐ必要のない時は ひとつひとつ 穏やかな気持ちでやろうと心掛けている

 

日本には「ハレとケ」という概念がある

お祭りや年中行事 おめでたい日などがハレ

日常はケである

私が子供の頃などは、ハレの日には着物を着ていた人がたくさんいた

ご馳走 親戚が集まったり

華やかでウキウキする日だった

ハレの日を迎えた人びとの顔に 凛とした神々しさを感じたものだ

 

ケの日には 鰹節を削ったり おもちに入れるヨモギを川原にとりに行ったり 七輪で魚を焼いたり モノづくりしたり 手作業をたくさんした思い出がある 夏には夕涼みしながら花火やたいまつ 買い物カゴを抱えた主婦が歩いて八百屋さんや魚屋 肉屋さんへお買い物

穏やかなあたたかい雰囲気に包まれていた

そんな光景が広がっていた

 

ハレとケの日はあきらかに違い メリハリがあった

 

そしてバブルの頃を思い出すと毎日がハレの日だったのである

ケの日を大切にしなくなった

 

その辺りから日本人の感覚が急激に変わり始めた気がする

 

ハレとケに根差した生活

和を大切にする心

 

そういうものが薄れ始めたと思う

 

ハレの日はスペシャ

ケの日は日常生活

そのひとつひとつの歩みが人生となる

 

ハレの日もケの日もどちらも大切な日

 

バランスよく生活していきたいと思う

 ハレの日とケの日 

どちらもいっぱい幸せがあるんですね♬

 

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